2024年度事業報告

一年間の感謝と御礼
菓子部会 第53代 2024年度部会長|京都JC・河内 康太朗 Kotaro Kawauchi
会員の皆様におかれましては、平素より日本青年会議所菓子部会の運営に多大なるご協力を賜り、心より御礼申し上げます。2024年度は、「人生に彩りを~お菓子の力で日本中の心をカラフルにしよう~」をスローガンに掲げ未曽有の感染症による隔離、それによる接点を奪われた日本人の心の健康を健全にすることが菓子業に関わる我々の使命だと捉え、その為の学びや懇親の機会を創出するべく1年間の運動・活動を展開いたしました。
福岡にて開催させていただいた春季定例会では次世代のスイーツ女王との呼び声も高いぼる塾のお二人をお招きし、今どのようなお菓子が求められているかという時流・流行に沿ったお話を聞くことで、人生を豊かにする菓子の提供に向けた学びの機会としました。また、懇親会では福岡の名物フルフル様の明太フランスを特別に提供し、地域を盛り上げる美食体験をしていただきました。
エクスカーションでは太宰府天満宮を訪れ、今だけしか見れない仮本殿にてご祈祷の後、日本中の心を彩っていく祈りを込め菓祖中島神社に参拝をさせていただきました。
そして、長野の地で開催させていただいた秋季総会では、信州ワインパレー構想推進協議会会長の成澤篤人様にご講演をいただき、地域を巻き込み照らしていく手法について学びの機会を設けました。その後の懇親会でも地ワインや地酒、ウイスキーに焼酎、割り水まで全て長野県産のものを成澤様にセレクトいただき、ご当地ならではのそば打ちや昆虫食といった美食体験をしていただきました。総会では次年度の部会長のご審議もいただき無事にバトンを引き継ぐことに胸を撫で下ろしたのも印象的なできごとです。他にも、新潟の地で日本中の心を彩っておられる栗山米菓様を訪れ、北海道の地では家族でロイズチョコレートタウンを訪れ、メンバーの心身の健やかさを養いながら学びの機会を創出する研修を行いました。
あらためてお菓子は、様々な顔つきを持っており、あらゆる手段で人の心の隙間を埋めていることを強く実感した一年となりました。そんな学びも菓子部会の皆様と共に感動し、時には議論をしながら経験できることがこの組織の一番の魅力だと確信をしました。
最後に、2024年度部会長という大役を務めさせていただいたことに感謝御礼を申し上げます。各地での開催にあたり特別会員の皆様にはたくさんのご助言とご尽力をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。そして方針を理解し、具現化してくれた現役会員の皆様が各セクションで最高のパフォーマンスを発揮してくれたからこそ1年間、一つの後悔をすることなく走り抜けることができました。この御恩は残り2年間の現役生活、その後に特別会員となってからも一つずつ丁寧にお返しして参ります。2025年度の体制も盤石でございます。益々の菓子部会の発展・成長をご祈念申し上げて2024年度第53代菓子部会長の御礼のご挨拶とさせていただきます。
1年間、本当にありがとうございました。

春季定例会総括
春季定例会担当 副部会長|金沢JC・諸江 豊 Yutaka Moroe
春季定例会には、特別会員の皆様、そして現役会員の皆様をはじめ多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
2024年、私たちは「人生に彩りを」~お菓子の力で日本中の心をカラフルにしよう~というテーマのもと活動をスタートいたしました。 春季定例会は菓子部会の新たな一年の幕開けを飾る重要な場であり、会員が一堂に会し想いを共有する場でもあります。 本年度は、菓子という存在を"暮らしの中で豊かさを高めるもの"という視点から、新たな付加価値を創出することを目指し、福岡での春季定例会を開催いたしました。
講師としてぼる塾のお二方をお迎えし、消費者視点から見た菓子の魅力や今後の可能性についてお話しいただきました。これまで業界内の視点で語られることが多かった菓子の世界を、消費者の目線から見つめ直す貴重な機会となったのではないでしょうか。 さらに、春の日差しが心地よいなか、太宰府天満宮への参拝をはじめとしたエクスカーションも実施し、ご参加の皆様にとって充実したひとときとなったことと存じます。
本定例会の開催にあたり、多大なるご尽力を賜りました福岡メンバーの先輩方、そして2024年現役会員の皆様に、心より感謝申し上げます。 皆様のご支援とご協力のおかげをもちまして、意義深い定例会を実現することができました。
菓子の新たな可能性を探るとともに、会員同士の結束をより一層深める機会となったことを大変嬉しく思います。これからも菓子部会のさらなる発展を目指し、業界全体のさらなる発展に寄与できるよう努めてまいります。今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げ、春季定例会のご報告とさせていただきます。

秋季総会総括
秋季総会担当 副部会長|大阪JC・上野 歩 Ayumi Ueno
2024年秋季総会は、10月16日・17日に長野県長野市で開催されました。総勢85名の特別会員、現役会員、オブザーバーの方々にご参加いただき、皆様のご支援のもと無事に終えることができました。
初日の講演では、信州ワインバレー構想推進協議会会長の成澤篤人様をお迎えし、千曲川ワインバレーの歴史や現状、ワインを通じた地域特産品の可能性について学ぶ貴重な時間となりました。懇親会では、地元の日本酒やワイン、蕎麦打ちのパフォーマンスなどを行いました。そうした長野の地元色あふれる企画が大変好評でした。
翌日のエクスカーションでは、小布施堂やサンクゼール・ワイナリーの見学・講話を通じて、地域資源を活用した事業運営の実例を学び、善光寺参拝で地域の文化と歴史に触れる機会となりました。2日間を通じて長野の魅力を深く感じてもらえる秋季総会となりました。
河内部会長の想いと2024年のスローガン「人生に彩りを」を皆様に感じていただけるよう、太田委員長を筆頭に実行委員会のメンバーや現役会員の皆様と協力して取り組むことが出来ました。ご当地長野の特別会員や現役会員の皆様には多大なるご支援を賜り、あらためて厚く御礼申し上げます。 至らない点が多々ありましたが、担当副部会長として貴重な経験をさせていただきました。次年度に もしっかりと引き継いで参ります。
1年間ありがとうございました。

研修総括
研修担当 副部会長|東京JC・金子亮平 Ryohei Kaneko
2024年の研修は2回行いました。
①3月8日~9日で新潟研修
スーパーなどでも定番商品として売られている【ばかうけ】の栗山米菓さんの工場見学をメインにワイナリー見学、そして日本酒ミュージアムなど盛りだくさんな内容となりました。特に栗山米菓さんの工場見学は機械設備の充実はもちろんですが、スタッフの配置や導線なども考え抜かれた工場のつくりは大変深い学びとなりました。さらにスタッフ教育にも大変力を入れており、倫理やフィロソフィの学びを積極的に取り入れたり、年に一度の大運動会を開催して社内の人間関係の拡充にも力を入れているとても素晴らしい企業でした。社歌はアンパンマンの【やなせ たかし】氏が作曲、作詞、振付までされたそうです!
②6月15日~16日で北海道研修
部会長肝いりの家族研修は普段、我々のJC活動を支えてくれている奥さまやお子様も一緒に巡る研修となりました。初日のロイズカカオ&チョコレートタウンの見学では南米・コロンビアにあるロイズカカオファームを再現した空間でカカオからチョコレートができるまでの工程が体感できたり、チョコレートワークショップでは自分だけのオリジナルチョコレートを作り、お土産にしたりと大人から子供まで学べる1日となりました。
2日目は洋生菓子で有名な【きのとや】中田社長に東苗穂工場にて会社の歴史からスタッフ育成についてまで幅広くお話しを聞かせていただきました。ケーキの店頭販売から会社の変革の起点となる誕生日ケーキの御用聞きを経て、会社が急成長していくお話しは商売人として大変興味深く学ばせていただき、本当に実りの多い北海道家族研修となりました。
最後となりますが、私は卒業年度となる2024年に大変すばらしい機会の提供をいただきましたこと、また先輩諸兄姉の皆さまが紡いできた歴史ある菓子部会の副部長の職をお預かりさせていただいことに深く感謝を申し上げます。菓子部会を通じて私に関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。

ブランディング総括
ブランディング委員会担当 副部会長|京都JC・岡田 祐樹 Yuki Okada
2024年度プランディング委員会として主に広報活動を実施いたしました。
河内部会長の基本方針の一つである「菓子部会の魅力を発信する情報発信と周知活動」を実現すべく、これまで同様ホームページの更新やFacebookでの事業の発信に加え、今年度は新たにInstagramの開設、また会員拡大用の広報チラシを作成しサマーコンファレンスのブースで配布をいたしました。微力ながら菓子部会の発信と周知に繋がったと考えております。無事に委員会活動ができたのは菓子部会メンバー皆様のご協力の賜物と感謝しております。来年度以降新たなツールを活用し、さらに工夫を凝らしながら菓子部会の発信と周知を広げ組織のプランド価値を高めていかれることを期待しております。私も引き続き尽力してまいる所存です。
1年間ありがとうございました。

会員拡大総括
会員拡大委員会担当 副部会長|伊丹JC・庄谷 麻美 Asami Shotani
会員拡大委員会担当副部会長として中野委員長と連携を取りながら1年間活動をさせていただきました。結果、皆さまの多大なるご尽力とご協力のもと、2024年度は新たに19名入会となりました。新入会員の情報収集については、菓子部会の現役、特別会員の枠を超えた繋がりによるものが大変大きく、改めてここに感謝と敬意を表します。
2025年度は大塚部会長のもと、新たに入会されたメンバーとも同様の絆を紡ぎ、菓子部会の更なる発展に向けて努めてまいります。新入会員が増えるたびに、日本にはまだまだたくさんの仲間がいる、と新たな出会いにワクワクしております。 本年度このような成長の機会をいただき、本当にありがとうございました。

総括とご挨拶
事務局 運営専務|岡山JC・池田 稔 Minoru Ikeda
日本青年会議所 菓子部会の会員の皆様、2024年度の菓子部会の活動に多大なるご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。第53代部会長 河内康太朗君の「「人生に彩りを」~お菓子の力で日本中の心をカラフルにしよう~」というスローガンのもと、運営専務として一年間活動できたことを大変光栄に思います。
本年度を振り返ると、3月の会員研修(新潟開催)に始まり、春季定例会(福岡開催)、6月の家族会員研修(北海道開催)、秋季総会(長野開催)と、数々の事業を滞りなく実施することができました。特別会員の皆様、そして正会員の皆様のお力添えなしには成し得なかったことであり、改めて深く御礼申し上げます。
特に、直近で加入した新会員19名が積極的に活動し、会の活力をさらに高めてくださったことは大変喜ばしいことであり、未来への大きな希望を感じました。
また、今年度は「つながりの価値」を改めて実感する一年でもありました。通常開催となった春季定例会・秋季総会では、直接顔を合わせて語り合う機会を持つことができました。この時間こそが菓子部会の本質であり、私たちの活動の原動力であると確信いたしました。
運営専務という立場を通じて、菓子業界の未来を考え、会の歴史と想いを次世代へつなげていくことの大切さを強く感じました。本年度のスローガンが示すように、お菓子には人々の心を彩り豊かにする力があります。これからも一人ひとりの力を結集し、より大きな価値を生み出していくことが重要だと考えております。
最後になりますが、改めて一年間のご支援に心より感謝申し上げます。先輩諸兄姉の皆様が築いてこられた菓子部会の伝統を受け継ぎながら、さらなる発展を目指し、次年度以降も共に歩んでまいりたいと存じます。
一年間、本当にありがとうございました。